親知らずは何歳で生える?抜くならいつ?年齢と抜歯の関係【市川】
「うちの子の親知らずはいつ生えてくるの?」「40代になったけど、今から抜いても大丈夫?」――市川でご家族そろって通われている方からは、同じ「親知らず」でも、年代によってまったく違う質問をいただきます。親知らずは何歳で生えるのか、抜くならいつがよいのか。この問いには、お子さんの生え始めから、親世代の「今さら」まで、年齢ごとに違う答えがあります。
この記事では、親知らずと年齢の関係を「10代・20代・30〜40代・50代以降」の4つの時期に分け、それぞれの時期にあごの中で起きていることと、考えておきたいことを整理します。そのうえで、抜くならいつがよいのかを、回復のしやすさと生活の節目の両面から解説し、最後に市川で子どもも親も年齢に合わせて相談する目安をまとめました。
親知らずは何歳で生える?
――年代ごとに起きていること
生え始めの中心は10代後半、遅い人は20代以降
親知らずが歯ぐきから顔を出す時期は、ほかの永久歯よりずっと遅く、厚生労働省のe-ヘルスネットでは一般的に15歳ぐらいから生えてくるとされています(参照:厚生労働省 e-ヘルスネット「親知らず」 https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/teeth/yh-036.html )。日本口腔外科学会は、18〜20歳くらいに一番最後に生えてくる歯だと説明しています(参照:日本口腔外科学会「『親知らず』について」 https://www.jsoms.or.jp/public/soudan/ha/oyashirazu/ )。つまり高校生から大学生・社会人になりたてのころが生え始めの中心で、そこからさらに遅れて出てくる方もいる、というのが実際の姿です。
10代|あごの中で形ができ、動き出す
10代前半には、親知らずの頭の部分があごの中で形になっていることが多く、この時期のレントゲンにも写り込みます。中学生のうちは「あるかどうか」を知る段階で、生えるか、どんな向きになるかはまだ決まっていません。高校生になると根が伸び始め、歯が動き出します。奥歯の後ろがむずむずする、歯ぐきが少し盛り上がる、といった変化に本人が気づくのはこのころで、親御さんとしては最初の確認のタイミングになります。
20代|生えそろうか、止まるかがはっきりする
20代前半には、多くの方で親知らずの生え方の「結論」が見えてきます。まっすぐ出そろう人、半分で止まる人、あごの中にとどまる人に分かれ、抜くべきかどうかの判断材料が出そろう時期です。生活面では、進学・就職・引っ越し・結婚など、環境が大きく変わる節目が重なります。「忙しくなる前に済ませておきたい」と考える方が多いのもこの年代です。
30〜40代|「変わらない」と思っていた親知らずが動く
20代でおとなしかった親知らずが、30代・40代になって歯ぐきから顔を出したり、周りが腫れたりすることがあります。あごの中の歯は、年月をかけて少しずつ位置を変えることがあるためです。仕事や子育てで忙しく、ご自身の歯科受診が後回しになりやすい年代でもあり、「昔は埋まっていると言われた」という記憶のまま、長く確認していない方が少なくありません。
50代以降|持病や服薬が判断に加わる
50代以降になると、親知らずそのものの変化に加えて、高血圧・糖尿病などの持病や、血液をさらさらにするお薬の服用が、抜歯の判断に関わってきます。日本口腔外科学会も、高齢の方や基礎疾患のある方は口腔外科医と十分に相談することをすすめています(参照:同「『親知らず』について」)。抜くにしても残すにしても、体全体の状況を見ながら計画を立てる時期です。
| 年代 | 親知らずの状態 | 考えておきたいこと |
|---|---|---|
| 10代 | 状態:あごの中で形ができ、後半に動き出す。生えるかどうかは未確定 | 考えたいこと:「あるかどうか」を知る。腫れや違和感が出たら早めに確認 |
| 20代 | 状態:出そろう・半分で止まる・埋まったままのいずれかがはっきりする | 考えたいこと:抜く必要があるなら、生活の節目の前に計画しやすい時期 |
| 30〜40代 | 状態:埋まっていた歯が動くことがある。手前の歯への影響が出始めることも | 考えたいこと:長く見ていないなら再確認。妊娠前は先に整理しておく |
| 50代以降 | 状態:骨が硬くなり、抜歯に時間がかかる傾向。持病・服薬が関わる | 考えたいこと:体全体の状況を含めて計画。腫れを繰り返すなら早めに相談 |
抜くならいつがいい?
年齢で変わる抜歯の難しさと回復、持病との関係
若いほど負担が軽くなりやすい理由
「抜くなら若いうちに」と言われるのには理由があります。20代前後は根の形成が終わって間もなく、根の先が周囲の骨と強く結びつく前の段階にあることが多いためです。また、若い方は骨の密度が比較的低く、傷の治りも早い傾向があります。結果として、抜歯にかかる時間も、術後の腫れや痛みが続く日数も、短くなりやすいのです。ただしこれはあくまで傾向で、「若ければ楽、年をとれば大変」と単純に決まるものではありません。生え方や根の形のほうが、年齢より大きく影響することもあります。
年齢が上がると何が変わるか
年齢を重ねると、骨が硬く密になり、根と骨のつながりも強まる傾向があるため、同じ生え方でも抜歯に時間がかかることがあります。回復にも日数を要しやすくなります。加えて、持病やお薬の影響が加わります。血液をさらさらにするお薬を飲んでいる方は出血への配慮が、糖尿病の方は傷の治りへの配慮が必要になり、主治医との連携が求められることもあります。だからこそ、「いつか抜くなら」と思っている親知らずは、体の条件が増える前に方針を決めておく価値があります。
「何歳まで」ではなく「節目の前」で考える
抜歯の時期に「何歳まで」という締め切りはありません。ただ、生活の節目を目安にすると計画が立てやすくなります。
- 高校卒業〜大学入学前後:進学で通える歯科医院が変わる前に、状態を確認しておく
- 就職前後:働き始めると休みが取りにくくなるため、まとまった休みのあるうちに計画する
- 妊娠・出産の前:妊娠中はお薬やレントゲンに配慮が必要になるため、腫れを繰り返す親知らずは先に整理する
- 持病の治療が始まる前:服薬が増える前のほうが、抜歯の計画が立てやすい
- 「昔から気になっている」と思ったとき:年齢に関係なく、その時点が確認のタイミング
市川で子どもも親も、
年齢に合わせて相談するには
世代ごとの「相談の入り口」
お子さんの場合は、矯正や定期検診で撮るお口全体のレントゲンが、親知らずを最初に確認する機会になります。「あることが分かった」段階で慌てる必要はなく、動き出す高校生以降に向きや深さを追っていけば十分です。親世代の方は、最後にレントゲンを撮ったのがいつだったかを思い出してみてください。何年も前なら、その間に親知らずが動いている可能性があります。市川駅からすぐの当院では、レントゲンと、必要に応じた歯科用CTで年代に応じた確認を行い、画像を見ながら「今の年齢で考えておきたいこと」をお伝えしています。
抜歯を検討することになったときの流れや術後のお薬は、親知らずのトップページで確認できます。抜歯は口腔外科の領域として当院で対応しています。お子さんについては小児歯科のページもどうぞ。
当院でできること
- 昼休みを挟まず年中無休で夜20時30分まで診療。放課後のお子さんと退勤後の親御さんの枠を続けて取れます
- レントゲンと歯科用CTを院内に備え、年代に応じて必要な範囲の撮影と説明をその日に行います
- 個室の診療室で、お子さんには成長に合わせた言葉で、親御さんには持病や服薬を踏まえた見通しでご説明します
- 持病をお持ちの方は、必要に応じて主治医と連携しながら抜歯の計画を立てます
- ネットとLINEの予約は24時間受付で、ご家族分をまとめて取ることもできます。電話(047-711-3171)でのご相談にも対応しています
よくある質問
中学生の子どもに親知らずはもうありますか?レントゲンで見えると聞きました。
20代で親知らずを抜くのがすすめられるのは、なぜですか?
50代ですが、今さら親知らずを抜くのは遅いですか?
親と子で一緒に親知らずの相談をすることはできますか?
妊娠を考えています。親知らずは先に見てもらったほうがいいですか?
まとめ|親知らずは何歳で生えるかより「今の年齢で何を確認するか」。抜く時期は節目の前で考える
親知らずは何歳で生えるのか。生え始めの中心は10代後半から20歳前後ですが、遅れて出てくる方も、あごの中で何年もかけて動く方もいます。10代は「あるかどうか」を知る時期、20代は生え方の結論が見えて計画を立てやすい時期、30〜40代は再確認の時期、50代以降は持病や服薬を含めて考える時期と、年代ごとに確認したいことが変わります。
抜くなら、若いほど負担が軽くなりやすい傾向はありますが、「何歳まで」という締め切りはなく、進学・就職・妊娠・持病の治療といった節目の前に方針を決めるのが現実的です。市川で、お子さんの親知らずが気になり始めた方も、ご自身の親知らずを長く見ていない方も、今の年齢に合った確認から始めてみてください。
年齢と抜歯に関する注意点
注意点
- 年代ごとの傾向は一般的な整理であり、親知らずの生える時期や抜歯の負担には大きな個人差があります
- 親知らずの有無・向き・状態は、検査(レントゲンなど)を受けてはじめて判明します
- 持病のある方や服薬中の方は、抜歯できるか、いつどのように行うかが変わることがあるため、初診時にお伝えください
- 術後の痛みや腫れ、出血、口の開けづらさが続く日数は、年齢や処置の内容によって前後します
- 下の親知らずの根が神経のそばにある方は、術後に唇やあごの感覚が一時的に変わることがまれにあり、事前に可能性の程度をお伝えします
おおよその費用
親知らずの確認は診察とレントゲンが基本で、いずれも健康保険が使えるのが原則です。3割負担での目安は初診料と撮影で2千円台〜3千円台、歯科用CTを撮る場合はプラス数千円程度です。抜歯も多くは保険の範囲で、3割負担の処置代は生え方により数百円台〜3千円台程度と幅があります。これに再診料やお薬代が加わります(どれも一般的な目安であって、当院で定めた金額ではありません)。お子さんの場合、自治体の医療費助成が使えるケースもあります。
保険外の腫れ止め・テルプラグ(5,000円・税別ずつ)は、術後の回復を助けたい方向けの任意のお薬です。お支払い方法は現金・各種クレジットカードに対応しています。
記載理由
医療広告ガイドライン(平成30年6月1日施行)の考え方にもとづき、年齢に応じた親知らずの相談を考えているご家族が、確認の内容・費用・注意点を把握したうえで受診を判断できるよう記載しています。
※注意点の現れ方には個人差があります。
親知らずの関連記事
-
監修 / 医療法人社団 翔翼会
理事長 村上 翔 - 私たちが実践するのは、あなたを“患者”ではなく「お客様」として丁寧にもてなすホスピタリティと、「大切な家族や友人にしてあげたい診療」です。大学病院レベル以上の設備と衛生環境を整え、一人ひとりのお客様に心から寄り添いながら納得していただけるベストな治療法をご提案してまいります。
※本記事は一般的な情報提供を目的としています。親知らずが生える時期や抜歯に適した時期には個人差があり、実際の判断は検査のうえで行われます。気になる症状がある場合は自己判断をせず、歯科医院での受診をおすすめします。
患者様の満足度調査を
実施しております。
少しでも患者様にとってより良い⻭科医療を提供するため、 第三者機関のNPO法人 日本⻭科医療評価機構に依頼をし、患者様の満足度調査を行っています。 患者様の率直なご意見をいただき、 改善すべき点は真摯に受け止めていきたいと思っています。当院には患者様の個人情報は一切伝えられませんので、是非、皆様の忌憚のないご意見をお聞かせください。NPO法人日本⻭科医療評価機構の調査結果はバナーよりご確認ください。
日本⻭科医療評価機構は、ネットで⻭医者を検索してみたが、どこに行けばいいか分からない、 診療時間や場所のメリットだけではなく、本当に信頼して通える⻭医者を探したい、 そんな患者様のために本当に信頼して通える⻭科医院を評価・認定することを目的とした組織です。