マウスピース矯正の設計とは?口腔内スキャナーと3D【市川】
マウスピース矯正を調べていると、「3Dシミュレーション」「口腔内スキャナー」といった言葉が並んでいます。なんとなく先進的な印象は受けるけれど、実際に何をしているのかは分からない。そう感じている方が多いのではないでしょうか。市川駅の周辺でも、ご家族で相談に来られた際に「あの画面は何なんですか」と質問をいただくことがあります。
この記事では、マウスピース矯正の装置が作られるまでの設計の裏側を、技術ごとの役割に分けて説明します。同時に、データがあっても計画どおりに進まないことがある理由にも触れます。仕組みと限界の両方を知っておくと、説明を受けたときの受け止め方が変わります。
マウスピース矯正の設計は
データづくりから始まる
マウスピース矯正は「データ」から始まる
透明な装置は、歯並びの形をそのまま写し取るだけでは作れません。「今の形」と「目指す形」、そしてその間をつなぐ段階ごとの形が必要になります。つまり、装置を作る前に歯の位置を立体的な数値として記録する工程があるということです。
この記録の質が、その後の設計すべての土台になります。だからこそ、歯型のデータをどう取るかが重要になってきます。
従来の型取りと口腔内スキャンの違い
歯科医院での型取りといえば、粘土のような材料を口に入れる方法を思い出す方が多いでしょう。近年はそれに加えて、小型のカメラで口の中を撮影しながらデータ化する方法(光学印象)が使われています。
| 比べる点 | 材料を使った型取り | 口腔内スキャン |
|---|---|---|
| 方法 | 材料を使った型取り:専用の材料を口に入れて固める | 口腔内スキャン:先端の細いカメラで歯の表面を読み取る |
| 受ける側の感覚 | 材料を使った型取り:材料の量や固まる時間で息苦しさを感じることがある | 口腔内スキャン:材料を使わないため、負担が比較的軽い |
| データの形 | 材料を使った型取り:石こう模型として残る | 口腔内スキャン:立体データとして保存・複製できる |
| やり直し | 材料を使った型取り:もう一度型取りが必要 | 口腔内スキャン:気になる部分だけ撮り直せる場合がある |
| 共有のしやすさ | 材料を使った型取り:模型を送る必要がある | 口腔内スキャン:データとして送受信できる |
嘔吐反射が強くて型取りが苦手だった方にとって、負担が軽くなる点は実感しやすい変化だと思います。ただし、どちらの方法でも「正しく記録できているか」が大切で、道具が新しいこと自体が結果を保証するわけではありません。
3Dデータになると、何ができるようになるのか
立体データは、そのまま装置を作るためだけに使われるのではありません。
移動計画を組み立てる
どの歯をどの順番でどの方向に動かすか、段階に分けて設計できます
段階ごとの形を書き出す
設計した各段階の形が、そのまま装置の型になります
変化を目で見て共有できる
治療前と目標の状態を画面上で並べて確認できます
説明の共通言語になる
言葉だけでは伝わりにくい「奥歯を少し起こす」といった話が、画面を指しながら共有できます
患者側にとって一番大きいのは、最後の点かもしれません。自分の口の中で何が起きようとしているのかを見ながら話せることは、納得して選ぶうえで大きな助けになります。
歯科用CTが見ているのは、外から見えない部分
口腔内スキャンで分かるのは、あくまで歯の表面の形と位置です。歯を動かせるかどうかを判断するには、その奥にある情報が必要になります。
- 歯の根がどの方向に、どの長さで伸びているか
- 歯を支える骨がどのくらいの厚みで残っているか
- 親知らずや埋まっている歯が近くにないか
- 骨の中の構造との位置関係
歯は骨の中で動くため、骨の余裕がどれだけあるかは計画に直結します。表面のデータと立体の画像を組み合わせることで、「見た目はこう動かしたいが、この方向には余裕が少ない」といった判断ができるようになります。
シミュレーションの限界と
診断の役割
シミュレーションどおりに必ず進む、とは言えない理由
ここは正直にお伝えしておきたい部分です。画面上の映像は完成された結果ではなく、計画を可視化したものです。
日本矯正歯科学会はマウスピース型矯正装置による治療の欠点として、毎日長時間の装着を必要とし使用状況によって効果が大きく異なること、そして現在の医療水準を考えれば精密な歯の移動は原則として困難であり、満足のいく治療結果が得られない可能性があることを挙げています。(参照:日本矯正歯科学会「ポジションステートメント マウスピース型矯正装置による治療に関する見解」 https://www.jos.gr.jp/news/2019/0605_13.html )
実際の口の中では、次のような要素が関わってきます。
- 装着時間が計画の前提を満たしているか
- 歯の根の形や骨の硬さといった個人差
- 歯ぐきや骨の健康状態
- くせ(舌の位置や口呼吸など)の影響
だからこそ、途中で経過を確認し、必要なら計画を見直すという工程が組み込まれています。データは強力な道具ですが、その道具を使って判断するのは歯科医師です。
デジタル化によって、患者側に起きている変化
| 相談のとき | 画面を見ながら話せるため、疑問を具体的に伝えやすい |
|---|---|
| 治療計画の説明 | 「どこまで整えるのか」という目標が共有しやすい |
| 治療中 | 開始時のデータと比べることで、進み具合を確認しやすい |
| 治療後 | 記録が残るため、後戻りが気になったときに比較できる |
逆に言えば、こうした記録やデータをきちんと見せてもらえるかどうかは、歯科医院を選ぶ際の確認ポイントにもなります。
また、データは家族での相談にも向いています。お子さまの歯並びについて話し合うとき、保護者の方が画面で状態を確認できると、家庭内で意見をそろえやすくなります。「本人はあまり気にしていないが親が気になっている」といった場合も、現状を一緒に見ることで話の出発点をそろえられます。
ただし、画面上で見た印象がそのまま結果になるわけではないという点は、必ず一緒に確認しておいてください。期待の持ち方がずれたままだと、治療が進んでいても満足につながりにくくなります。
技術が進んでも、診察と診断が土台であることは変わらない
スキャナーもCTも、情報を集めるための道具です。集めた情報から何を読み取り、どう組み立てるかは人の仕事です。
日本矯正歯科学会は、マウスピース型矯正装置による治療には適応症の判断や専門的知識を要することから、矯正歯科領域の基本的な教育と臨床的なトレーニングを受けた歯科医師による診察・検査・診断を基に治療を行うことを推奨しています。(参照:日本矯正歯科学会 https://www.jos.gr.jp/news/2019/0605_13.html )
設備の話を聞いたときは、あわせて「そのデータを誰がどう読んで、どんな計画にするのか」まで確認してみてください。そこまで説明があれば、道具が生きている状態だと考えられます。
市川でマウスピース矯正を
相談したいとき
シティデンタルクリニック そよらリーフシティ市川は、買い物やお子さまの用事とあわせて立ち寄りやすい商業施設内にあります。市川市周辺にお住まいの方が、家族の予定に合わせて通いやすい環境です。
- 矯正を担当する歯科医師がお話をうかがい、初回相談は無料でお受けしています
- 歯科用CTなどを用いた診査に対応し、見えない部分から検討します
- 年中無休・土日祝も夜まで診療。学校やお仕事の予定と調整しやすい体制です
- 診療室はすべて完全個室で、画面を見ながらゆっくり説明を受けられます
- 予約はオンラインまたはLINEから、いつでもお取りいただけます
「どんな見通しになるのか、まず見てみたい」という段階でのご相談も歓迎しています。
データは「自分の記録」としても残る
デジタルで取得した歯並びのデータには、治療のためだけでなく、自分の口の中の記録という価値もあります。治療前後の比較はもちろん、数年後に「最近少し歯並びが変わった気がする」と感じたとき、当時のデータと見比べられるのは大きな安心材料です。転居などで通う医院が変わる場合にも、記録が残っていれば経緯を正確に引き継ぎやすくなります。検査を受ける際は、データや資料がどのような形で保管され、必要なときに見せてもらえるのかも確認しておくとよいでしょう。
また、撮影や検査そのものに不安がある方は、遠慮なく事前に伝えてください。それぞれの検査が何のために必要で、どのような配慮ができるのかを説明したうえで進めるのが本来の姿です。疑問を残したまま検査台に乗る必要はありません。
よくある質問
口腔内スキャンは痛くありませんか?
スキャンにはどのくらい時間がかかりますか?
シミュレーションを見てから治療するかどうか決められますか?
治療の途中でデータを取り直すことはありますか?
設備が新しい医院を選べば安心でしょうか?
まとめ|データは判断を助ける道具、決めるのは診断
マウスピース矯正は、口腔内スキャンで歯並びを立体データとして記録し、3D上で段階ごとの移動計画を組み立て、その各段階の形を装置として作ることで進めていきます。歯科用CTは、表面のデータでは分からない歯の根や骨の状態を補います。
一方で、画面のシミュレーションは計画の可視化であり、装着状況や個人差によって実際の進み方は変わります。市川で検討を始めた方は、設備の名前だけでなく、そのデータをもとにどんな計画が立てられるのかまで聞いてみてください。
自由診療の副作用とリスク
副作用とリスク
- 歯が動く過程で痛みや違和感が生じることがあります
- 画面上で示された想定と、実際の経過が一致しない場合があります
- 装着の状況によって、計画とのあいだに差が生じることがあります
- 経過によっては、データの再取得や設計の作り直しが必要になる場合があります
- 装置の内側に汚れが残ると、う蝕や歯肉の炎症を招くおそれがあります
- 治療後は保定装置による管理が必要です
おおよその費用
マウスピース矯正は自由診療で、健康保険の対象にはなりません。検査・診断料や装置の費用は治療内容により異なります。
矯正精密検査+診断料 30,000円
インビザライン片顎(軽度) 250,000円
インビザライン両顎(軽度) 400,000円
インビザライン両顎(無制限) 850,000円
アソアライナー両顎2step 250,000円
調整料・観察料 5,000円
リテーナー 30,000円
お支払い方法:現金・クレジットカードのほか、デンタルローンや院内分割もご利用いただけます。
記載理由
平成30年6月1日に施行 医療広告ガイドラインに準拠し、患者様が歯科医療に対して適切な選択を行えるようにするための注意事項として記載。
※副作用とリスクには個人差があります。※全て税抜の金額を表示。
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監修 / 医療法人社団 翔翼会
理事長 村上 翔 - 私たちが実践するのは、あなたを“患者”ではなく「お客様」として丁寧にもてなすホスピタリティと、「大切な家族や友人にしてあげたい診療」です。大学病院レベル以上の設備と衛生環境を整え、一人ひとりのお客様に心から寄り添いながら納得していただけるベストな治療法をご提案してまいります。
※本記事は一般的な情報提供を目的としています。診断や治療方針は口の中の状態によって異なります。症状が気になる場合は自己判断をせず、歯科医院での受診をおすすめします。
患者様の満足度調査を
実施しております。
少しでも患者様にとってより良い⻭科医療を提供するため、 第三者機関のNPO法人 日本⻭科医療評価機構に依頼をし、患者様の満足度調査を行っています。 患者様の率直なご意見をいただき、 改善すべき点は真摯に受け止めていきたいと思っています。当院には患者様の個人情報は一切伝えられませんので、是非、皆様の忌憚のないご意見をお聞かせください。NPO法人日本⻭科医療評価機構の調査結果はバナーよりご確認ください。
日本⻭科医療評価機構は、ネットで⻭医者を検索してみたが、どこに行けばいいか分からない、 診療時間や場所のメリットだけではなく、本当に信頼して通える⻭医者を探したい、 そんな患者様のために本当に信頼して通える⻭科医院を評価・認定することを目的とした組織です。